田久保真紀とは?経歴・プロフィールまとめ

静岡県伊東市の田久保真紀さんは、元新聞記者という異色の経歴を持つ地方政治家です。
記者時代は原発や社会問題などに鋭く切り込むスタイルで知られ、静岡・伊豆地方では名前を聞いたことがあるという人も多いかもしれません。
そんな田久保さんは、2025年5月の伊東市長選で初当選。
「現場を知る立場から行政を変えたい」と訴え、地域密着型の政策を掲げて市民の支持を集めました。
ところが、当選直後、市の広報誌や報道用の経歴に記載していた「東洋大学法学部卒業」が事実と異なると発覚。
大学側の記録では「除籍」となっており、これが「学歴詐称ではないか」として市議会から強い批判を受けます。
2025年7月7日には、伊東市議会で辞職勧告決議案が全会一致で可決。
田久保さんは記者会見で「卒業と信じていたが除籍だった」「結果として誤った情報を出してしまった」と謝罪し、
「改めて市民の審判を仰ぐため、辞職したうえで再出馬する」と語りました。
この対応に対しては賛否両論ありますが、40代の働き盛りからすると、
「いったん身を引いて再挑戦する」という姿勢そのものは、ある意味で潔く映ります。
もちろん、誤った情報をもとに選挙に出ていたこと自体は重い問題ですが、
すべてを“リセットしてやり直す”と宣言するあたりは、今どき珍しい真っ向勝負のタイプかもしれません。
とはいえ、信頼の再構築には時間がかかるのも事実。
市職員からの不信や、刑事告発の動きも出ており、再出馬がスムーズにいくかどうかは不透明です。
そんな田久保さんが政治の道に入る前に取り組んでいたのが、「カフェSORA」という自然派カフェの経営。
伊東の風土に根ざしたそのお店は、いったいどんな場所だったのでしょうか?
カフェSORAはどんなお店だった?

カフェSORAは、静岡県伊東市の自然豊かな場所にひっそりと佇んでいた、小さなオーガニックカフェです。
「地元の人も旅人も、ここではちょっと肩の力を抜ける」――そんな雰囲気が特徴でした。
メニューには動物性食材を使わないヴィーガン料理や、無農薬の野菜を中心とした日替わりプレート。
飲み物もオーガニックコーヒーやスパイスチャイなど、素材と調和を大切にしたセレクトでした。
個人的に気になったのが、店内に流れる時間のゆるさ。
食べログの口コミを眺めてみても、「癒された」「まったりできた」「自然と一体になれる」といった感想が並んでいました。
一方で、アクセスはやや不便で、営業日も不定期。
「いつやってるかわからない」という声がちらほらあり、そこが“隠れ家感”につながっていたとも言えそうです。
おしゃれでインスタ映えするというよりも、“静かに再起動できる場所”。
忙しい日々にすり減った心が、ふっと和らぐ。そんな空間だったのではないでしょうか。
では、そんなSORAがなぜ閉店してしまったのか――。
カフェSORAが閉店した理由3選
カフェSORAの閉店について公式な発表はありませんが、さまざまな状況から考えられる理由を3つ挙げてみます。
1. 市長職との両立が困難だった
田久保真紀さんは2024年に伊東市長に就任しています。
市長という激務と、飲食店の現場運営を両立させるのは現実的にかなり厳しいものがあります。
40代サラリーマンの筆者視点でも、「本業がフル稼働モードの中、副業で店舗営業」は相当な気力体力が必要。
しかも飲食店は仕込み、清掃、接客、SNS発信…どれも手を抜けません。
忙しくなった時点で、物理的に営業を続けるのは難しかったはずです。
2. 営業スタイルの特殊性と事業継続の難しさ
カフェSORAは完全予約制、営業日が限られていたため、リピーター獲得や安定した売上確保が難しかったと考えられます。
実際、食べログなどでも「営業日が少ない」「行ってみたけどやってなかった」という口コミが見受けられました。
飲食店は回転率と稼働率が命。美意識や理想を優先するあまり、経営的に成り立たなかった可能性があります。
いわば「理想の店」を貫いたがゆえの閉店とも言えそうです。
3. 家族やプライベートの優先
田久保さんには家族がいますし、公務とカフェ、さらに家事育児を両立するとなると、どうしても何かを手放さざるを得なくなります。
40代の自分にも刺さる話ですが、「やりたいことがあっても、全てを同時に全力でこなすのは無理」が現実。
時間・体力・心の余白すべてを天秤にかけたとき、カフェの継続は一旦手放す決断になったのではないでしょうか。

口コミ・評判はどうだった?
カフェSORAの口コミをチェックしてみると、全体として好意的な声が多く見られました。
特に、「居心地の良さ」や「静かなロケーション」に魅力を感じた人が多い印象です。
たとえば、ある女性客のレビューにはこうありました。
「まるで森の中の読書室。心が落ち着く、何時間でもいられそう」。
また、ヴィーガンやオーガニック志向のメニューが珍しく、
「身体に優しい味」「丁寧に作られているのがわかる」というコメントもいくつか見かけました。
ただ一方で、気になる意見も。
「営業時間が不定で行ったら閉まってた」「営業情報の更新がない」という声がいくつかあり、
“行きたいけどタイミングが読めない”という点はネックだったようです。
筆者としては、「今日は定時で帰れた!寄ってみようかな」と思っても、
店が開いてなかったら一気にテンション下がるんですよね…。
それでも、店の雰囲気や料理へのこだわりは多くの人に愛されていたのは間違いありません。
「また行きたかった」「閉店が残念」という声がその証拠です。
そんなSORA、今後再開する可能性はあるのでしょうか?
カフェSORAの再開予定はある?
現時点で、カフェSORAの再開に関する公式な発表は出ていません。
SNSや店舗ページなども更新が止まっており、営業再開の兆しは見えない状態です。
ただし、田久保真紀さんは「辞職して市民の審判を仰ぎたい」と市長選への再立候補を表明しており、
政治活動が一段落するまではカフェの再開は難しいと考えるのが自然でしょう。
また、カフェSORAは田久保さんの個人の想いやライフスタイルが色濃く反映された場所。
市長職を退いたあと、「心のよりどころ」として再オープンする可能性はゼロではないかもしれません。
たとえば、地元のイベントと連動した「週末だけの再開」や、
地域の空き家活用事業と組み合わせた「コラボ出店」など、再スタートの形はいろいろあり得ます。
筆者の立場から言えば、「好きなことを生かして地域貢献」って憧れます。
うまく条件が整えば、再始動を待ち望んでいるファンも多いはずです。
いずれにしても、田久保さんが今後どんな選択をするかによって、カフェの未来も変わってきます。
静かに注目していきたいところです。