大村知事は何をした?「来てほしくなかった」炎上発言
大村秀章知事が何をしたのかというと、愛知・名古屋アジア大会のテックボールをめぐり、タイ代表関係者のSNS投稿について「来てほしくなかった」などと発言し、炎上する事態になりました。
10月7日には、この発言がタイでも波紋を広げていると報じられ、国内だけの騒動では済まなくなっています。
背景にあるのは、競技会場で提供された食事メニューが少なかったというタイ代表関係者の投稿です。
ただし、問題の食事は大会組織委員会が提供したものではなく、テックボールの運営には少し複雑な事情がありました。
会社でもそうですが、担当外の仕事について自分の部署が責められれば「いや、それはこっちじゃない」と言いたくなるものです。
大村秀章知事にも言いたいことはあったのでしょうが、国際大会のトップという立場では、言葉選びがかなり重要だったように感じます。
では、大村秀章知事はタイ代表関係者の投稿に対して、具体的に何を語ったのでしょうか。
大村知事はタイ代表関係者の食事への不満投稿に言及
発端となったのは、テックボールのタイ代表関係者が、競技会場で提供された食事についてSNSに投稿したことでした。
食事メニューが少なかったことへの不満を伝える内容で、この投稿が一部メディアでも取り上げられます。
これに対し、大村秀章知事は10月6日の定例記者会見で言及しました。
ここで押さえておきたいのが、テックボールは大会組織委員会がすべてを運営していた競技ではなかった点です。
テックボールはアジア・オリンピック評議会からの要望を受け、組織委員会が運営実務や経費を負担しないことなどを条件として正式競技に追加されていました。
宿舎や食事などは競技団体側が担当しており、組織委員会も9月22日に問題となった食事について「組織委が提供したものではない」と説明しています。
そのため、大村秀章知事としては「なぜ組織委員会が批判されるのか」という不満があったと考えると、発言に至った背景は少し見えやすくなります。
仕事でも、自分が担当していない案件のクレームまで飛んできたら「ちょっと待ってください」と言いたくなる場面はありますよね。
ただ、大村秀章知事は愛知県知事であるだけでなく、大会組織委員会の会長でもありました。
一般の会社員が給湯室で愚痴をこぼすのとは、発言の重さがまったく違います。
しかも相手は海外から参加した代表チームの関係者ですから、国内向けの言葉であっても海外へ伝わる可能性は十分にあります。
実際、この後に飛び出した「何しに来たんだ」「再生回数稼ぎに来たのか」という趣旨の発言が、大きな波紋を呼ぶことになります。
次は、大村秀章知事が記者会見で何を語り、なぜそこまで炎上したのかを詳しく見ていきます。
「何しに来たんだ」「再生回数稼ぎに来たのか」と発言
大村秀章知事の発言が炎上した大きな理由は、単に食事問題への反論をしただけではなく、タイ代表関係者の投稿姿勢そのものを厳しく批判したことです。
10月6日の定例記者会見で、大村秀章知事はタイ代表関係者の投稿について「『こんな料理しかない』というのはちょっとひどい」としたうえで、「再生回数稼ぎに来たのかと思った」と発言しました。
さらに「何しに来たんだと思った」とも述べています。
この言葉だけを見ると、かなり強めです。
会社の会議でも、意見に納得できないからといって「何しに会社へ来たんですか」と言えば、翌日からコーヒー休憩が妙に気まずくなりそうです。
まして今回は国際スポーツ大会です。
一方で、大村秀章知事側にも反論したくなる事情はありました。
問題となったテックボールの食事や宿舎などは競技団体側が担当しており、大会組織委員会の運営とは切り分けられていたからです。
つまり、「運営主体が違うのに愛知・名古屋アジア大会全体の問題として受け取られるのは違う」という思いがあったのでしょう。
とはいえ、その事情を丁寧に説明することと、投稿した人物を批判することは別問題です。
ここが今回の炎上を見るうえで大切なポイントだと感じます。
そして、この一連の発言の中でも特に大きく取り上げられたのが「こういう人には来てほしくなかった」という言葉でした。
次は、この発言がなぜ国内だけでなくタイにまで波紋を広げたのかを見ていきます。
「こういう人には来てほしくなかった」発言が炎上
大村秀章知事の「こういう人には来てほしくなかった」という発言はタイでも報道され、炎上が海外へ広がりました。
大村秀章知事は「再生回数稼ぎに来たのかと思った」などと話した流れで、「こういう人には来てほしくなかった」と述べています。
タイ紙カオソッドをはじめ複数の現地メディアが発言を取り上げ、タイのSNSでも厳しい反応が出ました。
今回ややこしいのは、「タイ代表チームそのものに来てほしくなかった」という意味なのか、それとも「問題の投稿をした関係者について述べた言葉」なのかで、受け取られ方が大きく変わるところです。
大村秀章知事は翌7日、Xで「タイ選手団の監督、コーチ」に関する発言だったと説明し、「タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしていない」としています。
ここは切り分けて見る必要があります。
ただ、国際大会では発言の細かな前後関係まで海外へ正確に伝わるとは限りません。
「来てほしくなかった」という強烈な部分だけが見出しになれば、「タイの選手に来てほしくなかったと言ったの?」と受け取る人が出るのも不思議ではないでしょう。
仕事のメールでも、一番強い一文だけスクリーンショットで切り取られたら冷や汗ものです。
SNS時代の公人なら、なおさら言葉の切り取られ方まで意識する必要がありそうです。
そして今回の記事で気になるのが、大村秀章知事は一連の問題について謝罪したのか、タイでは実際にどのような反応が広がったのかという点ですね。
次は「謝罪」と「タイの反応」を分けながら整理していきます。
大村知事の謝罪は?タイの反応を解説
大村秀章知事の「来てほしくなかった」という発言をめぐっては、少なくとも今回確認している情報では、この発言そのものについて大村秀章知事が謝罪した事実までは確認できません。
確認できるのは、10月7日にXで発言の対象について説明し、「タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしていない」と弁明したことです。
ここは「謝罪した」と「発言の真意を説明した」を混ぜないほうがよさそうですね。
一方で、タイでは大村秀章知事の発言が複数のメディアで報じられ、SNSでも批判が広がりました。
そもそも今回のアジア大会では、タイ選手が宿泊施設に泊まれなかったり、送迎バスが遅れたりするトラブルも報じられていました。
そんな状況で「来てほしくなかった」という強い言葉が出たため、単なる食事をめぐる言い争い以上に受け止められてしまった面がありそうです。
仕事でもトラブルが続いているところへ強い一言を追加すると、だいたい火消しではなく薪になります。
今回も、大村秀章知事が誰を指して発言したのかだけでなく、大会開催地のトップから出た言葉だったことが炎上を大きくしたポイントでしょう。
では、大村秀章知事は炎上後に何を説明したのでしょうか。
大村知事は「タイチームに対する発言ではない」と弁明
大村秀章知事は10月7日、Xで「来てほしくなかった」という発言について、タイチーム全体を指したものではないと説明しました。
大村秀章知事によると、発言は「タイ選手団の監督、コーチ」に関するもので、「タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしていない」としています。
つまり、「タイ代表選手全員に来てほしくなかった」という意味ではなかった、という説明ですね。
この違いはかなり重要です。
「タイチームに来てほしくなかった」と「特定の関係者について来てほしくなかった」では、言葉が与える印象も変わります。
ただし、「来てほしくなかった」という言葉自体が強かったこともあり、後から対象を説明しても批判を完全に抑えるのは難しかったようです。
会社でも、会議で強烈な一言を放ったあとに「いや、全員のことじゃなくて……」と補足しても、空気が完全に元通りになるとは限りません。
特に今回は日本国内だけでなく、すでにタイのメディアにも発言が伝わっていました。
ここで注意したいのは、このXでの説明をそのまま「謝罪」と表現しないことです。
今回確認している情報の範囲では、「タイチーム全体を対象にした発言ではない」という趣旨の説明は確認できますが、「来てほしくなかった」という発言自体を撤回して謝罪したところまでは確認できません。
では、タイではこの説明以前に、大村秀章知事の言葉がどのように報じられていたのでしょうか。
タイメディアも大村知事の発言を相次いで報道
大村秀章知事の発言は日本国内だけで終わらず、タイの複数メディアにも取り上げられました。
タイ紙カオソッドは10月6日のオンライン版で、愛知県知事が食事問題をめぐってタイの選手側を「再生数稼ぎ」と非難したという趣旨で報じています。
大村秀章知事の「再生回数稼ぎに来たのかと思った」「こういう人には来てほしくなかった」といった発言も紹介されました。
ほかのタイメディアでも取り上げられ、現地で注目されるニュースになっています。
国内の記者会見での一言が、その日のうちに海外ニュースになる時代です。
政治家にとってSNSは便利ですが、発言の海外出張も驚くほど速いですね。
しかもタイ側から見れば、大村秀章知事は愛知県知事であると同時に、大会組織委員会の会長でもありました。
細かな運営主体の違いを知らない人からすれば、「開催地側のトップが参加者に来てほしくなかったと言った」と受け止める可能性があります。
一方、テックボールの運営や食事については、大会組織委員会ではなく競技団体側が担当していました。
この事情までセットで見ないと、大村秀章知事がなぜ強く反発したのかは理解しにくいでしょう。
それでも、運営上の責任範囲と発言の適切さは別々に考える必要があります。
担当外だったことを説明するのは当然ですが、「来てほしくなかった」という表現まで必要だったのか。
ここが今回、国内外で意見が割れているポイントに見えます。
そして実際にタイのSNSを見ると、大村秀章知事の発言を厳しく受け止める反応が出ていました。
タイのSNSでは「傲慢」など厳しい反応も
タイのSNSでは、大村秀章知事の発言に対して厳しい反応が相次いだと報じられています。
「プロ意識のない知事だ。不満があったとしてもそんな言い方をすべきではない」という趣旨の反発や、「今回の大会は日本がどれほど変わってしまったかを如実に示している」といった声も紹介されました。
さらに、「偉そうで傲慢だ。こんな人にはタイにも来てほしくない」と反発する声も出ています。
もちろん、SNS上の一部のコメントを「タイ国民全体の意見」と考えるのは避けるべきです。
SNSは怒っている人ほど書き込みたくなる場所でもありますから、コメント数だけで世論すべてを判断するのは少し乱暴ですよね。
一方で、複数のタイメディアが取り上げるほど関心を集めたことは無視できません。
また、大村秀章知事の発言や大会で起きたトラブルによって、日本全体のイメージが悪くなることを心配する声もあったとされています。
ここが個人的には一番もったいなく感じるところです。
本来なら「テックボールの食事を誰が用意したのか」という責任範囲の話だったはずが、強い発言によって「日本のおもてなし」や日本そのものの印象まで話が広がってしまいました。
会社でも担当部署を説明すれば済む問題が、上司の一言で全社案件になることがありますが、それに近い構図に見えます。
ただし、大村秀章知事側が反発した背景を理解するには、そもそもの食事問題とテックボールの特殊な運営体制を知っておく必要があります。
次は「食事は誰が提供したのか」「なぜ大会組織委員会が反論したのか」という炎上の背景を整理します。
大村知事の炎上発言はなぜ起きた?アジア大会の食事問題
大村秀章知事の炎上発言の発端は、愛知・名古屋アジア大会のテックボールで、タイ代表関係者が食事メニューの少なさをSNSに投稿したことでした。
ただ、ここでややこしいのが、その食事を大会組織委員会が提供したわけではなかったことです。
テックボールは後から正式競技に追加され、宿舎や食事などの運営は競技団体側が担当していました。
そのため大村秀章知事としては、大会組織委員会とは別の話なのに、愛知・名古屋アジア大会の不手際として扱われることに納得できない部分があったのでしょう。
この事情を知ると、大村秀章知事が反論した理由については理解しやすくなります。
ただ、「こちらの担当ではありません」と説明することと、「再生回数稼ぎに来たのか」「来てほしくなかった」と言うことは別ですよね。
会社員目線で考えても、別部署のミスを自分の部署のせいにされたら反論したくなりますが、取引先に「もう来ないでください」と言えば、担当範囲の話より発言のほうが大問題になりかねません。
今回の炎上も、まさにそんな展開だったように見えます。
まずは騒動のスタートとなった、タイ代表関係者のSNS投稿から確認していきましょう。
タイ代表関係者が食事メニューの少なさをSNSに投稿
今回の騒動は、テックボールのタイ代表関係者が、競技会場で提供された食事メニューが少なかったとしてSNSに投稿したことから始まりました。
その投稿が一部メディアで取り上げられ、アジア大会の食事問題として注目されるようになります。
スポーツ選手にとって食事は、単にお腹を満たすだけのものではありません。
試合でベストな状態を作るためにも重要なので、海外遠征先の食事環境に敏感になるのは自然なことだと思います。
一方で、大村秀章知事からすれば、そもそも問題になった食事は大会組織委員会が用意したものではありませんでした。
そこで大村秀章知事は「『こんな料理しかない』というのはちょっとひどい」と反発し、「再生回数稼ぎに来たのかと思った」とまで発言しました。
このあたりから、話の中心が「食事が十分だったのか」から「大村秀章知事の発言は適切だったのか」に変わっていった印象です。
SNS時代らしい展開でもありますね。
最初はお弁当の話だったのに、気付けば国際的な発言問題になっています。
食事への不満投稿が適切だったかどうかと、大村秀章知事の発言が適切だったかどうかは、それぞれ分けて考えたほうが公平でしょう。
では、なぜ問題の食事について大会組織委員会は責任を否定しているのでしょうか。
テックボールの食事は大会組織委員会の提供ではなかった
問題となった食事について、大会組織委員会は9月22日に「食事は組織委が提供したものではない」と説明しています。
その理由は、テックボールが通常とは少し異なる形でアジア大会に追加された競技だったためです。
テックボールはアジア・オリンピック評議会の要望を受け、大会組織委員会が運営実務や経費を負担しないことなどを条件として、2月に正式競技へ追加されました。
宿舎や食事を含む運営は、大会組織委員会ではなく競技団体側が担っていました。
つまり、少なくとも問題になったテックボールの食事について、「大村秀章知事が会長を務める大会組織委員会が用意した食事だった」と単純に理解するのは正確ではありません。
この部分は大村秀章知事側にとって重要なポイントだったのでしょう。
自分の会社が作っていない商品について「おたくの商品はひどい」とネットで拡散されたら、「いや、うちの商品じゃないです」と言いたくなるのはよく分かります。
大村秀章知事も、まずその点を強く伝えたかったのだと思います。
ただ、そこで相手側の目的を「再生回数稼ぎ」と推測してしまったことで、話がこじれてしまいました。
事実関係を説明するだけなら運営主体の違いが焦点になったはずですが、強い表現が加わったことで大村秀章知事自身の言葉に注目が集まった形です。
さらに今回のアジア大会では、食事とは別のトラブルもタイ国内で知られていました。
この積み重ねも、タイ側の反発が強くなった理由のひとつとして考えられます。
宿泊や送迎などアジア大会ではほかにもトラブルが発生
愛知・名古屋アジア大会では、食事以外にもタイ選手に関するトラブルが報じられていました。
タイ選手が宿泊施設に泊まれなかったり、送迎バスが遅れたりした問題がタイ国内でも報道され、大会運営への関心が高まっていたのです。
そのため、「来てほしくなかった」という発言だけを単独で見るのではなく、すでに大会運営に対する不満や疑問があったところへ発言が重なった、と見ると今回の反発の大きさが分かりやすいですね。
何も問題が起きていない大会で同じ言葉が出た場合と、トラブルが複数報じられた後に出た場合では、受け取られ方も変わります。
会社でも、納期遅れの翌日にシステム障害、その翌日に上司の失言まで飛び出したら、「今週どうなってるんだ」となりますよね。
今回も個々の問題について責任の所在はそれぞれ確認する必要があります。
特にテックボールについては、大会組織委員会が直接運営していなかったという事情を忘れてはいけません。
一方で、大村秀章知事は大会組織委員会の会長という立場でもありました。
タイ側から見れば、細かな契約や運営体制よりも「開催地側のトップが何と言ったか」のほうが強く印象に残った可能性があります。
このズレが、今回の騒動をさらに大きくしたように感じます。
では、ニュースの見出しでも大きく取り上げられた「来てほしくなかった」は、本当にタイ代表チーム全体へ向けた発言だったのでしょうか。
大村知事の「来てほしくなかった」は誰に向けた発言?
大村秀章知事は、「来てほしくなかった」という言葉について、タイ代表チーム全体を指したものではないと説明しています。
10月7日にXで説明した内容によると、対象は「タイ選手団の監督、コーチ」であり、「タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしていない」としています。
この説明は今回の炎上を理解するうえでかなり大事です。
ニュースの見出しだけを見ると、「大村秀章知事がタイ代表に『来てほしくなかった』と言った」と受け取ってしまう人もいるでしょう。
しかし、大村秀章知事自身はその解釈を否定しています。
だからといって「では何も問題なかった」と片付けるのも早いですね。
タイチーム全体への発言ではなかったとしても、国際大会の参加者側に対して「来てほしくなかった」という言葉を使ったこと自体については、別に評価する必要があります。
ニュースを見るときは、見出しだけで判断せず「誰について話したのか」まで確認したいところです。
次に、大村秀章知事が説明した発言の対象をもう少し詳しく見ていきます。
大村知事はタイ選手団の監督やコーチについての発言と説明
大村秀章知事は10月7日、Xで「来てほしくなかった」という発言について、タイ選手団の監督やコーチに関するものだったと説明しました。
つまり、タイの選手たち全員やタイという国に対して「来てほしくなかった」と述べたわけではない、というのが大村秀章知事側の説明です。
この点は、炎上した発言を紹介する記事では外せないでしょう。
「タイ代表に来てほしくなかった」とだけ書いてしまうと、実際の説明より対象が大きくなってしまうからです。
ただし、大村秀章知事が対象を限定して説明したからといって、タイ側で広がった不快感がすぐ消えるわけではありません。
発言が報じられた時点で、「開催地側から歓迎されていなかったのでは」という印象を持った人もいたと考えられます。
これも職場ではよくある話で、「あなたのことを言ったんじゃない」と後から説明しても、その場にいた全員がスッキリするとは限りません。
言葉というのは、一度出るとなかなか回収できないものですね。
特に国際大会では、文化や言語をまたいで報道されます。
日本語では前後の流れから対象が分かっても、翻訳された海外記事ではニュアンスが違って伝わることも考えられます。
だからこそ、大村秀章知事が翌日に改めて対象を説明する必要があったのでしょう。
続いて、「タイチームに来てほしくなかった」という趣旨そのものを大村秀章知事がどう否定したのか確認します。
「タイチームに来てほしくなかったという趣旨ではない」と否定
大村秀章知事は10月7日のXで、「タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしていない」と明確に否定しました。
そのため、今回の発言を「大村秀章知事がタイ代表チーム全員の参加を否定した」と断定するのは避けたほうがいいでしょう。
大村秀章知事の説明では、問題となったSNS投稿に関係する監督やコーチについて述べた言葉だったということになります。
一方、「再生回数稼ぎに来たのかと思った」「こういう人には来てほしくなかった」といった発言そのものが報じられていることも事実です。
ここは白黒を無理につけるより、発言とその後の説明を両方並べて読むのが一番分かりやすいと思います。
大村秀章知事には、大会組織委員会が担当していない食事問題まで組織委員会の責任のように扱われることへの不満があったのでしょう。
一方で、開催地の知事で大会組織委員会会長という立場を考えると、もう少し違う表現ができたのではないかとも感じます。
たとえば「食事については競技団体側の運営であり、組織委員会が提供したものではありません」と説明するだけなら、ここまで大きな国際ニュースにはならなかったかもしれません。
サラリーマン生活でも、正しいことを言っているのに言い方で損をする場面があります。
今回の騒動は、その巨大版のようにも見えますね。
そして、「謝罪したの?」と検索している人が特に注意したいのは、アジア大会の運営上の問題に関する謝罪と、10月6日の「来てほしくなかった」発言を混同しないことです。
今回確認できている範囲では、大村秀章知事は10月7日に発言の対象について弁明していますが、「来てほしくなかった」という発言自体について謝罪したことまでは確認できません。
今後、大村秀章知事から追加の説明や謝罪があれば、今回の炎上に対する見方も変わってくる可能性があります。
