石川知裕さんが死去…死因は大腸がんだった
僕自身、政治にそこまで詳しいわけじゃないですが、ニュースアプリに「石川知裕さん死去」と通知が出たとき、「あの陸山会の人か」と一瞬で思い出しました。
世代的にちょうど政治資金問題が話題になっていた頃、テレビで名前をよく聞いていたんです。
ニュースによると、死因は大腸がんとのこと。
2024年に公表してからは闘病生活を続けていたようです。
それでも同年秋の衆院選に立憲民主党から出馬するなど、ぎりぎりまで政治への情熱を持ち続けていたのが伝わってきます。
そんな背景を知ると、「ただの議員辞職した人」なんて言葉では片付けられません。
いろんな思いを抱えながら、再起をかけていたんだなと思うと胸にくるものがあります。
次は、石川知裕さんがどんな最期を迎えたのか、家族に見守られたその瞬間を追ってみましょう。
亡くなった日と年齢｜闘病生活の終わり
石川知裕さんが亡くなったのは2025年9月6日の朝。
場所は東京都内の病院でした。享年52。
実はこの年齢、自分とそんなに変わらないんですよね。
体調がちょっとでも悪いと「まさか…」とか頭をよぎるようになるお年頃。
そんな中で、石川知裕さんはがんを公表してまで選挙に出ようとする、そのメンタルの強さに正直グッときました。
がんが見つかった時点で、普通は身を引く人が多いと思います。
けれど石川知裕さんは違いました。
選挙に出て、「もう一度、地元のために働きたい」という思いを最後まで貫いたんです。
ニュースによれば、最期は家族に見守られながら静かに息を引き取ったとのこと。
なんというか、政治家としてよりも、“一人の人間として”の美学を感じました。
石川知裕さんの妻・石川香織さんとの関係とは？
石川知裕さんの政治人生には、もう一人の重要な存在が寄り添っていました。
それが妻であり、同じく政治の道を歩む石川香織さんです。
石川香織さんとの関係性や、家族としての側面を深掘りしていくと、表には出にくい“裏の支え”が見えてきます。
家庭と政界という2つのフィールドで共に生きた2人の姿を、少しのぞいてみましょう。
政治家夫婦としての歩み
石川知裕さんの奥さまは、現職の衆議院議員・石川香織さん。
しかも選挙区は同じ北海道11区。まさに“選挙夫婦”とも言える関係性です。
僕もIT系の夫婦ユーザーサポートとかやってきましたが、家でも職場でも一緒ってけっこう大変です。
でも石川夫妻の場合は、そこに“選挙”というメンタルごり削りイベントが定期的に降ってくるわけで…。
正直「どんだけ強靭なメンタルしてんだ」と思わされます。
石川知裕さんが体調を崩して以降、選挙活動もかなりサポートされていたようで、2022年の参院選や2024年の衆院選でも、香織さんが表に立つ場面が増えていました。
こうした姿勢からも、夫婦の“支え合い”がリアルに伝わってきます。
次は、家族構成や子どもについての情報を見ていきましょう。
家族・子どもについての情報
石川知裕さんと石川香織さんには、複数のお子さんがいらっしゃると報道されています。
具体的な人数や年齢は非公表ですが、2022年の選挙時には子どもたちと手をつなぎながら歩く姿が報道に映っていたのが印象的でした。
僕も2児の父なので、「子どもに応援されながら立候補する父親」ってめちゃくちゃ心に刺さります。
家族って、時に最大の味方にもなるし、最大のプレッシャーにもなるんですよね…。
選挙戦に敗れ続けても立候補し続けた石川知裕さんの姿勢には、単なる“政治信念”だけじゃなく、「子どもに背中を見せたい」という親としての想いもきっとあったのではないでしょうか。
小沢一郎の秘書から政治家へ｜石川知裕さんの経歴
波乱の人生を歩んだ石川知裕さんですが、そのスタート地点には、しっかりとした学びと人との出会いがありました。
なぜ政治の道に進んだのか？ そのヒントは若い頃の経験に隠れています。
地方の町から早稲田へ、そして政界の渦へ。
石川知裕さんの経歴を振り返ると、1人の若者が「志を持って進んだ道」が見えてきます。
足寄町出身～早稲田大学卒業までの学歴
石川知裕さんは、北海道十勝地方の足寄町で生まれ育ちました。
いわゆる“地方出身”というやつですね。
僕も地方の国立大卒なんですけど、「東京の私大」ってやっぱちょっと憧れるじゃないですか？
石川知裕さんはそこを実現し、なんと早稲田大学に進学。
この時点で、地元じゃちょっとした“スター”だったんじゃないかと思います。
大学では政治経済学部を専攻。
学問だけでなく、政治の現場にも興味を持ち、将来は政治の世界で活躍したいという想いを強めていったそうです。
やっぱり、行動力と志を持った若者は強い。
次はその志がどう実際の“現場”に繋がっていったのか、小沢一郎氏との出会いを見ていきましょう。
小沢一郎氏との出会いと秘書時代
政治の世界に足を踏み入れた石川知裕さんを支えたのが、小沢一郎さんとの出会いでした。
早稲田卒業後、小沢一郎さんの私設秘書に抜擢され、まさに「政界の荒波」に放り込まれることに。
僕の職場にも「クセ強上司」いますけど、小沢一郎さんなんてクセどころか“濃縮還元”の極みじゃないですか。
その下で政治のイロハを学んだ石川知裕さんは、ある意味「実地研修・政治ver.」を徹底的に叩き込まれたはずです。
2005年、旧民主党から北海道11区で出馬。惜しくも落選しましたが、2007年に繰り上げ当選。
その後、3期にわたって国会議員として活躍しました。
こうして見ていくと、石川知裕さんは“地元の星”から“国会議員”へと、着実に階段を上っていたんですよね。
しかし、そんな上昇気流に影を落とす事件が発生します。
次は、石川知裕さんの政治人生を大きく左右した「陸山会事件」について見ていきましょう。
陸山会事件とは？石川知裕さんが有罪判決を受けた理由
政治家の人生には、時に予想もできない大きな波が押し寄せます。
石川知裕さんにとって、それがまさに「陸山会事件」でした。
政治家として順風満帆だった道に、突然現れた暗雲。
あの一件が、石川知裕さんのその後の人生にどう影響したのかを見ていきましょう。
事件の概要と背景
事件の正式名称は「陸山会事件」。
これは小沢一郎さんの資金管理団体「陸山会」が、2004年に東京都内の土地を購入した際、政治資金収支報告書に虚偽の記載があったとされるものでした。
で、ここで登場するのが当時秘書だった石川知裕さん。
虚偽記入に関与したとして、政治資金規正法違反の容疑で起訴され、有罪判決を受けます。
僕も仕事で経費精算とか扱うのでわかりますが、「数字」と「説明責任」って、本当に怖いんですよ。
0を1にするより、1を0にした方がずっと疑われますからね。
石川知裕さんは、「小沢さんの指示ではない」「違法性の認識はなかった」と主張していましたが、2010年に起訴、2013年に有罪が確定しました。
そして、これが政治家としての転機となります。
では、なぜ議員辞職という選択をしたのか？その背景を見ていきましょう。
議員辞職に至った経緯
有罪が確定した石川知裕さんは、2013年に衆議院議員を辞職します。
このときの会見では、「地元や家族に申し訳ない」と語ったのが印象的でした。
政治資金規正法って、パッと見で難しそうに見えるけど、実は“記録と透明性”の問題なんですよね。
僕もプロジェクトで予算管理してて「なんでこんな細かい報告いるの？」って思ったことありますけど…
それ、国レベルだと命取りになるやつです。
事件の後、政界を一時離れた石川知裕さん。
でも、それで終わらなかったのがこの人のすごいところ。
普通ならここでフェードアウトするところを、石川知裕さんは再起をかけて立ち上がります。
次は、石川知裕さんの“リベンジ選挙人生”を振り返っていきましょう。
石川知裕さんの再起をかけた選挙活動とその後
一度は政治の世界から姿を消した石川知裕さん。
でも、そこで終わらないのがこの人の熱量というか、ある意味“しぶとさ”だったのかもしれません。
復活を目指して、何度も選挙に挑戦した姿勢には、システムエンジニア目線でも「この人、再起動多すぎでは？」とツッコミたくなるくらいでした。
でも、それだけに見えてくる“諦めない心”がありました。
知事選・参院選・衆院選への挑戦
石川知裕さんが政治の表舞台に戻ってきたのは、2019年の北海道知事選。
立憲民主党の推薦を受けて出馬しますが、結果は落選。
「まぁ、そりゃいきなり知事はハードル高すぎでは…？」と当時思った記憶があります。
でもここで終わらず、2022年には参院選、さらに2024年には衆院選にも出馬。
しかも、このときすでに大腸がんを公表済み。
「正直、体しんどいはずでしょ…」とニュース見ながら思いました。
それでも諦めなかった石川知裕さんの“執念”は、政治家というより、もはや“挑戦者”の姿に近かった気がします。
再起を目指すも落選続きだった理由とは
選挙に出続けたものの、結果はすべて落選。
では、なぜ勝てなかったのか？
もちろん、「陸山会事件」のイメージは根強かったと思います。
政治って“過去の失点”がリセットされにくい世界ですからね。
それに加えて、体調面の不安、政党の支持率、地元の空気…。
いろんな要因が複雑に絡んでいたはずです。
ただ、正直言うと、「この人、まだ立ち上がるのか…」と、少しずつ応援したくなっていた自分もいました。
自分がもし同じ立場だったら、とてもじゃないけど挑戦を続けられないと思うんです。
そして、2025年。
石川知裕さんは、最後まで戦い続けた末に亡くなりました。
その姿は、賛否を超えて“信念”を貫いた人として、多くの人の記憶に残るはずです。