音速天女しおりは何者?地元で“伝説”となった理由とは

「最近のママって、すごいなぁ……」
そう思わずテレビの前でつぶやいた人も多いかもしれません。
いろんな界隈のママたちのリアルな生き方や子育てを“覗き見”するABEMAの情報バラエティー『秘密のママ園』。
そのSeason2第1回(2月1日配信)で、あるシングルマザーが視聴者の注目を一気にさらいました。
名前は、しおりさん。かつて富山で「音速天女」という暴走族をまとめていた元総長です。
番組の中では、過去の自分に向き合いながらも、恋愛と子育てに真剣に向き合う姿が印象的でした。
「えっ、元総長?しかもシングルマザー?テレビに出て大丈夫なの?」
最初はそう思って見ていた人も、気づけば彼女のまっすぐな話し方や、ちょっと抜けた雰囲気に引き込まれていたはず。
では、そもそもしおりさんって何者?
その“富山最恐”とまで言われた過去に少しだけおじゃましてみましょう。
少年時代の環境と非行歴
しおりさんは10代の頃、「富山県で最も恐れられた」と語られる暴走族『音速天女』の総長を務めていた人物です。
17歳で少年院に入り、約2年を過ごしたという経歴の持ち主。
この手の話を聞くと、「こわっ!」とか「ヤバそう…」と思いがちですよね。
でも、大人になった今、少し視点を変えてみたくなります。
筆者も40代、地味なシステムエンジニアです。
過去に尖った人とも、丸くなった元不良とも、何人か付き合いがあります。
たいていみんな共通して言うのが、「あの頃の自分、ほんと未熟だった」ってこと。
だけど、そういう人ほど人情に厚くて、筋を通す。仕事でも意外と信頼されてたりするんです。
しおりさんもきっと、ただの“武勇伝ママ”じゃない。
少年院時代も、本人いわく「自分の中の弱さや寂しさと向き合う時間だった」と振り返っています。
真面目な筆者から見ても、それを公の場で語れるって、かなり勇気ある行動です。
見た目や肩書きだけじゃわからない、その人の“芯の部分”ってありますよね。
音速天女しおりは元暴走族総長?少年院の過去と社会復帰までの道
しおりさんが“ただの元不良”では語り切れない理由。
それは、富山という地方都市の中で、「名前を知らない警察はいない」とまで言われた影響力です。
どこをどう間違ったら人生でそんな称号を得るのか……。
それを笑い話で終わらせられないのが、彼女の歩んできた過去の深さです。
しおりさんは、富山の中でも女性で暴走族を束ねていた、かなりレアな存在。
17歳の時に少年院に入るほどの騒ぎを起こし、しかも2年という長期の矯正教育を受けたそうです。
なぜ少年院に入ることになったのか
具体的な事件の内容は語られていませんが、「若気の至りで済まされないレベルだった」と本人が認めるあたり、相当だったのでしょう。
暴走族というと、深夜の爆音、ケンカ、略奪、いろんなイメージがありますが、しおりさんの場合は「筋を通す姐御」タイプだったようです。
筆者が20代の頃に一緒に働いていた人にも、元ヤン出身のパートナーがいました。
彼は「昔の仲間とは今でも連絡取ってる」と言いながら、Excelマクロを誰より早く組んでて、ギャップに驚いた記憶があります。
つまり、過去と現在って、案外共存できるんですよね。
出所後に感じた社会の目と偏見
しおりさんが語っていたのが、「地元だと名前が一人歩きしてて、怖がられる」こと。
確かに、“元レディース総長”ってワードだけが先行すると、誰でも身構えたくなります。
でも実際は、人見知りだったり、甘えるのが苦手だったり、繊細な部分もあると語っていて。
その“見た目と中身のギャップ”が、番組でも強く印象に残りました。
更生のきっかけとなった出来事とは
少年院を出てからも、しおりさんの人生は決して平坦じゃなかったはず。
でも子どもを授かり、育てるようになってから、価値観が変わったそうです。
40代の今になって思いますが、“自分のため”より“誰かのため”ってなると、人は変われるんですよね。
深夜のエンジニア作業で眠い目をこすりながらも、家族の顔を思い出すと、踏ん張れたりします。
しおりさんの更生ストーリーは、決してドラマチックではないけれど、現実に根ざした「人としての変化」を感じさせます。
現在は“シンママ”として奮闘中!子どもとの関係や家族構成
しおりさんは、現在シングルマザーとして子育てに奮闘しています。
かつて“富山最恐”なんて言われた面影はあるにはあるけど、今はすっかり「母の顔」。
番組『秘密のママ園』では、「ママも、恋してイイですか?」という恋愛企画に参加。
1泊2日という限られた時間の中で、母であること、そしてひとりの女性である自分のバランスに揺れていました。
子育てに対する価値観と日常
しおりさんの子どもは2人いるそうで、11歳と7歳の息子さんだそうです。
家事に仕事に育児…それだけでも十分大変ですが、地方ならではの「視線」や「噂」とも向き合わなければいけない環境です。
筆者も息子がいますが、地域の目って意外と鋭いんですよね。
とくに田舎だと「誰の子か」で、その子への接し方まで変わる空気を感じます。
しおりさんの場合、過去のイメージが先行して、「親を見れば子もわかる」的な評価をされがち。
でも実際は、見た目とは裏腹に、しっかり子どもを思う母親です。
保育園や学校での接し方と地域社会での位置づけ
目立ってしまうのは、刺青だけのせいじゃないでしょう。
番組では「刺青がコンプレックス」と語っていましたが、それ以上に「人としてどう接するか」を大事にしている様子が伝わってきました。
保育園や学校でも、目立つ親って避けられがち。
でもしおりさんは、きちんと挨拶し、礼儀をわきまえているといった声も。
中には「あんなに見た目怖そうなのに、実は優しい」なんてギャップ萌え(?)を感じた人もいたかもしれません。
筆者の職場にも、腕にタトゥーがあるエンジニアがいますが、誰よりも資料整理がきれいで、逆にそのギャップで信頼されてるんですよね。
見た目と中身は、やっぱり別物です。
恋愛観と「秘密のママ園」出演の理由
「誰かに甘えたい。でもヤンキーだったから甘えちゃダメって思っちゃう」
しおりさんのこの発言、けっこうグッと来ました。
見た目が強そうな人ほど、本当は繊細だったりするんですよね。
出演理由は、「地元では過去のイメージが強すぎて恋愛どころじゃない」から。
だから沖縄での企画に参加し、「一から自分を見てくれる人と出会いたい」と話していました。
“過去に縛られたくない”って気持ちはすごくわかります。
スキルも肩書きも、結局「今どうしてるか」で判断されたいんですよね。
さて次は、そんなしおりさんが直面している“偏見”や“タトゥー”にまつわるリアルな葛藤について、触れていきます。
見た目と社会のギャップは、まだまだ根深いようです。
刺青と偏見問題:見た目だけで判断される社会の厳しさ
刺青を入れること自体は、今の時代、ファッションの一部とも言えます。
でも現実問題、地域によってはまだまだ風当たりが強いのも事実。
しおりさんも、自身の両腕の刺青について「コンプレックス」とはっきり語っていました。
タトゥーを入れた当時の想い
しおりさんがタトゥーを入れたのは、いわゆる「自分を強く見せたい」時期だったのかもしれません。
当時の仲間内では「勲章」だったものが、社会に出てからは“十字架”になる。
よくある話です。
筆者の知人で、若い頃にワンポイントで彫った人がいます。
「当時はカッコいいと思ったけど、就活で長袖しか着られなくなった」と苦笑いしていました。
若気の至り、誰にでもあります。大切なのは、その後どうするか。
地元で感じる差別や視線
富山という土地柄もあって、見た目で判断されるケースは多いようです。
子どもの参観日でも「刺青のママ」として浮いてしまう。
実際、周囲からも「悪目立ちしてる」といった声もネットには散見されます。
ただ、本人がそれを自覚しながらも、毅然と子育てに向き合っている姿勢には、ある種の潔さを感じます。
本人が語る“偏見”との向き合い方
しおりさんは、「本当は人見知りだし、甘えるのも苦手」と話しています。
でもだからこそ、表面的な“こわもて”を脱ぎ捨てて、新しい場所で再スタートを切ろうとしているんでしょう。
SE業界も、昔は“見た目で判断される”世界でした。
でも今では、スキルと人柄でちゃんと評価される場が増えてきた。
社会全体が、少しずつ変わってきてるなら、しおりさんのような人にも、もっとフラットな評価があっていいはずです。
最後に、しおりさんが“これからどう生きていくのか”について、締めくくりたいと思います。
音速天女しおりの現在地とこれから:過去を背負いながら生きるということ
しおりさんの過去は、きっと一生ついて回るでしょう。
でも、それを「ネタ」にせず、「課題」として正面から向き合っている姿には、学ぶものがあります。
過去の自分とどう向き合っているか
「過去をなかったことにはできない」
それを理解したうえで、しおりさんは今、前を向いて生きています。
少年院にいたことも、暴走族の総長だったことも、今の彼女をつくる一部でしかありません。
「そういう時代もあった」と笑える強さは、言葉ではなく行動で証明されるものです。
メディア露出とSNSの活用状況
しおりさんは現在もSNSで日々の様子を発信しています。
過去のことも含めて包み隠さず書くことで、共感の声も多く寄せられているようです。
ある意味、自分の言葉で再評価の場をつくっているのかもしれません。
筆者も技術ブログを書いてますが、「正直な体験談」って案外、響くんですよね。
社会的課題として考える“レッテルと再出発”
刺青=ダメ
元不良=危ない
シングルマザー=かわいそう
この短絡的なレッテルが、まだまだ根強い社会。
でもしおりさんのように、それを跳ね返して「ちゃんと生きている」人も確かにいます。
過去は消せなくても、未来は自分で選べる。
それを教えてくれる“リアルなママ”のひとりとして、しおりさんはこれからも注目されていくでしょう。
