井上樹彦のプロフィール|NHK次期会長の人物像とは?

NHKの次期会長に決まったのが、井上樹彦さん。
2026年1月から会長に就任予定で、実は18年ぶりの“内部出身”のトップなんです。
井上さんは、福岡県出身の68歳。
早稲田大学を卒業して、1980年にNHKに入局。そこからずーっとNHK一筋。まさに“生え抜き”という言葉がぴったりなキャリアですね。
ここだけ聞くと「いかにも優等生タイプかな?」と思うかもしれませんが、経歴を見ていくと、けっこう骨太な仕事をしてきたのがわかります。
報道局で政治記者として腕を磨き、その後は編成局やグループ企業のトップまで歴任。正直、NHKの中を知り尽くした人です。
自分もシステムエンジニアとして20年以上、いろんな組織と関わってきましたが、「中から上がってきたリーダー」って、組織の空気感や暗黙のルールに強いんですよね。
うまく言えないけど、“場を回す力”がすごいというか。
そういう意味では、井上樹彦さんのようなタイプがトップになると、現場に安心感が生まれるのかもしれません。
本人も会見で「政治に忖度しない」ときっぱりコメントしていました。
こういうストレートな姿勢って、意外と珍しいんですよ。
井上樹彦の学歴|大学や高校はどこ?
「文学部って記者になるのに向いてるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、これ、結構相性いいんです。
文章を書く力、物事を深く考えるクセ、社会を観察する視点。文学部って、意外と“報道向き”の素養を持った人が多いんですよね。
実際、井上樹彦さんも政治記者としてのキャリアが長く、取材の切り口や質問力に定評がありました。
ちなみに、出身高校は公式には明らかにされていません。
ただ、福岡県出身という情報は確かなので、おそらく地元・福岡の進学校ではないかと見られています。
福岡って、修猷館、福岡高校、筑紫丘あたりが有名どころ。
進学校出身→早稲田→NHKというルートは、エリート記者の王道コースでもありますね。
自分も高校時代はガリ勉系だったんですが、結局、大学でどう“武器”を作るかが勝負だったなと今になって感じます。
井上樹彦さんも、早稲田で鍛えた土台が、後のNHKでの出世コースに大きく影響してるはずです。
井上樹彦の経歴|NHK一筋のキャリアがすごい
井上樹彦さんのキャリアは、まさに「NHKを知り尽くした男」という表現がぴったりです。
1980年に入局してから、ずーっとNHK一本。
報道、編成、経営まで、ほぼすべての部門を経験してきました。
最初は長崎放送局で記者としてスタート。
その後、報道局の取材センターに異動し、政治記者として頭角を現します。
政治部記者って、官邸や国会を毎日走り回る激務。
ちょっとの言い回しでニュースの意味が変わる世界なので、かなりタフな現場です。
井上樹彦さんは、そこで実績を積み上げて、政治担当の部長にまで昇進。
ここまで来ると、記者というより“報道の設計者”といった感じですね。
その後は、編成局や編集主幹、理事を歴任し、NHKアイテックや放送衛星システムといったグループ企業の社長まで任されました。
僕がIT業界で見てきた「強いリーダー」って、現場と経営の両方を知っている人なんですよ。
井上さんのように、記者→管理職→経営者という全ステージを経験してる人って、組織全体を俯瞰で見られる強みがあります。
だからこそ、今回のNHK会長就任も、「この人しかいない」って空気があったのかもしれません。
井上樹彦の就任後の方針とは?NHKはどう変わる?
井上樹彦さんが会長として掲げた最初のテーマは、ずばり「受信料収入の下げ止まり」。
これは多くの人にとっても関心の高い話ですよね。
最近は「テレビ持ってない」という世帯も増えたし、NHK離れも進んでいる中で、この問題はけっこう深刻です。
会見では「AIの利活用」や「調達改革」などを挙げて、NHKを“筋肉質な体質”に変えていくとコメントしていました。
ちょっと体育会系っぽい表現ですが、要するに「ムダを省いて、効率の良い組織を作る」という方向性のようです。
システムエンジニア的に見ても、これは賢い判断だと思います。
というのも、今や放送業界も技術革新の真っただ中。
AIでの原稿生成や自動編集、コンテンツ配信の最適化など、デジタル化に乗り遅れたらアウトなんですよね。
井上さんがそこに注目しているのは、リーダーとしてかなり期待できるポイントです。
さらに印象的だったのが、「政治的な忖度はしない」とはっきり明言したこと。
政治記者だった立場から、逆にそういう疑念を持たれやすい中で、この宣言はかなりのインパクトがありました。
メディアの信頼性が問われる時代に、こうしたスタンスを貫けるかどうか、NHK全体の未来を左右することになりそうです。
